オーディオAMPオーバーホール(A3500編)

手持ちのLUXKIT A3500でちょこっと音出ししていたら6CA7のプレートが赤熱しちゃいました。
DCバランスが崩れていたのが原因。。
バイアス・バランスの両方をチェックして赤熱は収まったのですが、片チャンネルのDCバランスが取りきれません。

こりゃぁ球を交換しなくちゃダメかいな?と思い、早速ヤフオクのチェックです。
たまたま(爆)出物のSVETLANA製が落札できたので、早速交換。
しかし、バランスの崩れは調整範囲内とはいえ、残っています。あちこち調べたら、グリッドに入っているOILコンデンサが怪しい事に気付いたのでありま す。
少し前、MB−88(LUXMAN)のオーバーホールを代理店経由でメーカーに依頼した物がトランス断線と言われ戻ってきていました。
これは、私の所有ではなく、アライグマ氏からベニアコウ氏に移管されたものです。
「代替トランスを使って復活させましょう」と言うことになり、電解コンデンサを含む信号系のコンデンサの交換も一緒に!!
って事で、他人様の尻馬に乗っかって、私のA3500復活作戦の開始です。

秋葉原でコンデンサの購入。セラミックとMPは大丈夫だろうと言う事で、電解・OIL・ペーパーの類のコンデンサを対象にします。

入力のVRもちょっくら不安だったので併せて購入。

まずは、信号系のコンデンサの交換から!
6CA7のグリッドに入っているカップリングコンデンサが怪しいので、とにかく交換。前段のカソードに入っているコンデンサも交換です。
電源のフィルタコンデンサは後回しにして、DCバランスを確認すると、ほぼ満足!!
両チャンネルとも、VRはほぼ中点でバランスしました(^.^)

音もなんとなくすっきりしたような感じがするので、OKでしょうv(^^)v

オカルチックな所まで行くには、SP端子、入力RCAジャック、電源コネクタなんぞの交換も必要なんでしょうが、電源コードの違いで変化する音を聞き分け る耳や、電圧伝送路に電力線を使う趣味は無いのでパス!
そもそも、ロー出しハイ受けという電圧伝送の基本がしっかり出来ていればOKだし、高周波特性を云々するのであれば、定インピーダンスでの平衡伝送路を使 うべきなんです。

不平衡で外来ノイズを拾いたくないので、プリと繋ぐシールド線辺りをちょこっと弄れば完了ですね。


暫く稼動させて問題なしです。が、入力ケーブルを取り替えて遊んでいると音が出ません(?_?)
そうこうしている内に6CA7のプレートが真っ赤!あわてて電源を切るとヒューズが飛びました(^^;;;

良く見ると、コネクタの芯線が半田付けされていません(^^ゞ ハムで最大出力となり、過負荷状態になったようです。
ケーブルを直して再度電源投入。 ちゃんと音が出てくれてホッとしました。

以上