HC−2SE製作
2007.5.7

LuxManのMB−88のオーバーホールを請け負ったのがきっかけで、キットの製作依頼まで請けちゃいました。

Advanceの2A3シングルのアンプでトーンコントロールが付いている使い勝手の良いAMPですね。
今はドライバまで基板化されているらしいので、参考になるかどうか判りませんが、取り敢えず手順を解説します。

電源基板を作ります。
コンデンサの極性を間違えないように。
抵抗など、背の低い部品から半田付けします。
抵抗の足は、精密ドライバを軸にして曲げると綺麗に曲がります。
半田付けの後は、ニッパを裏返しにして足を切ると1mm位残して綺麗に切れますよ。

ロフチンホワイトAMPなので、B電源を遅らせる仕掛けが必要です。
これが、ディレイ回路。


ラグ端子はシャーシーに仮止めして部品を付けていきます。


トランス類の取り付けですが、2A3のカソード(フィラメント)抵抗は 先に付けます。

ヒータートランスとホーロー抵抗が付いています。
バイパスコンデンサをどうやって付けましょうか。
写真右上のグリーンのチューブは特殊ペースト!
これで半田付けするとパンチの効いた音になります(嘘爆)

ヒーター等AC関係の配線から始めます。
できるだけ撚っておきましょう。

バイパスコンデンサはホーロー抵抗に抱き合わせて付けるのですが、温度 上昇が気になります。
塩ビシートでクランプを作って、トランスの止めネジを使って固定しました。

各部の電圧をチェックして音出しとハムバランス調整です。
ヒータの明かりが綺麗ですよ。

トランスカバーを付ける前の姿です。
欲を言えばもう少し大きなトランスが欲しいですね(^^;;;

お化粧してすっきりです。
引渡し前ですから、銘板にはビニールシートが張ってあります。