D −37 作成記
2006.3.18〜
TQWTを作り、オリジナル設計の7cm用BHを作り、本格BHの作成の目途が立ちました。
16cmフルレンジのユニットはFE−168EΣなんてのを買ってくれば良いのでしょうが、そこはぐっと堪えFE−166Eをチョイス。
これには若干の言い訳(拘り)が有ります。
先ず、ロクハンフルレンジはダブルコーンである事。グリルを付けず、振動版を直接見る為、シンプルである事。
これを満足させてくれるのはFE−166Eしか無いのです。

さて、FE−168−ESなんて限定版の高級スピーカにマッチングさせたD−37BHを166Eにマッチさせる為に多少弄ってみました。
磁気回路のパワー不足から音道を少し狭く、空気室の容量を若干大きくしてクロスオーバーを下げてみます。
その他の寸法はオリジナルのままとして、設計開始。


ラウンドホーンにするかも(^^ゞ

すこしばかり板取りを工夫するとサブロク4枚に収まります。その工夫とは・・・
内側の側板をイモ継ぎで2枚構成にすること。
しかし、組み立てが上手く行くのか不安です。

標準的な板取りは上の画像をクリックするとJW−CADフォーマットのデータがDL出来ます。

修正は、幅だけではなく補強と上板にも及びます。上板は組み合わせ方を変え、背面版の補強を外側2本にして強度アップを図ります。

組み立て用の治具の作成から始めましょうねv(^^)v
まずはクランプでも作りましょう。(大工道具ページ参照)

3月21日

さて、近所のクロガネヤで板材のカットです。220mmの幅の重要性と2セットの同一性を保つ為、カット手順を指示します。
作業側にとっては煩いだけでしょうが、前回のTQWTが上手く出来たと褒め捲り!!1.5時間ほど掛けてカット完了。
カットのポイントは
1.直角を出すために板の端を少し切り、基準面とする。
2.220mmの相対誤差を減らす為、同幅の板を連続して切ること。
3.同一性維持の為、2枚重ねで切ること(2カット)

カット数は121 @30なので¥3,630 板材は外側部分をシナランバー、内側部分をラワン合板と使い分け、経費節約。カット込みで¥21,730  予算をキープしたので、音道のコーナーに入れる三角棒を買って(¥536)意気揚々と軽トラを借りて家に搬入です。
家人よりリビングの半分を作業スペースとして確保させてもらっているので、レジャーシートを敷いて部材を積み上げます。


膨大な量です(側板8枚は別室)

さて、部材のチェックですが、側板に並べてみました。
切断面の直角は申し分なく吸い付くように置かれていきます。


部品を置いてみました

一通り並べてみて、こんな構造の組み立てが出来るのだろうか??と、不安がよぎります。
今回は釘・ネジを見せずに作ろうと決めているので、クランプに工夫が必要です。あちこちの作成サイトを参考に、やって見ましょう。


1,3,4番の圧着です
空気室の容量確保で2番は使いません

いやはや大失敗!
ジグソーの歯を入れる為の穴を開けたら・・・
表面のシナ材が大きく欠けてしまいました。
表になる面を重ねて、クランプした状態で
穴あけしなくてはいけませんね(^^ゞ
爪付きナット を埋め込み


週末しか作業が出来ないので、上手に工程を考えないといけません。

3月23日

天板に補強桟を付け、9番(空気室後面板)に補強桟(10番)を接合。バッフル2枚重ねの5番板も接着しました。
夫々クランプで固定して明日の作業に備えます。
明日は呑み会が有るので作業は無理です。(^^ゞ



2組合わせて クランプです
フロント部分 と後面部品


圧着のみで 11番と12番を接合です


・・・・・・Part 2に続 く・・・・・・